彼女が喜ぶ婚約指輪のダイヤモンドってどうやって選べば良いの?
そもそもダイヤモンドって違いがあるの?
どうすればキレイなダイヤモンドを選べるの…?
煌びやかに美しく輝くダイヤモンド。
ダイヤモンドの婚約指輪のプレゼントを検討している人なら、お店に行くとまるで呪文のような「ダイヤモンドの4C」というダイヤモンドのグレードの説明を受けることになるでしょう。
「0.3カラットの中でも最高クラスのDカラー、VVS1、トリプルエクセレントのハート&キューピットでございます!」
…急にこんな説明されても困ってしまいますよね。
結局、ダイヤモンドはどんな選び方をすれば彼女が喜ぶの?実際のところ違いってわかるの?
そんな疑問に、ダイヤモンドに関して業界人レベルの知識を持った一般消費者の私(=消費者の味方!)がお答えします。
目指すのは「わぁ、キレイ!すごい!」と言われるような輝きのあるダイヤモンドを選ぶこと。
これを読めば、輝くオンリーワンのダイヤモンドの選び方がわかるようになります。
Contents
4Cそれぞれの意味と解釈の仕方
おそらく99%以上の人が「ダイヤモンド」と言われて真っ先に頭に思い浮かべるのは、トップの写真のような丸いダイヤモンドかと思います。
この丸いダイヤモンドのカットはラウンドブリリアントと呼ばれ、婚約指輪に使われるダイヤモンドの定番。EXCELCOというベルギーのジュエリーショップが生み出し、今ではこれが世界的なスタンダードです。
ラウンドブリリアントはカラット、カラー、クラリティ、カットの4項目で鑑定し、それぞれの頭文字から4Cと略されています
- カラットは重さ ≒ 大きさ(carats)
- カラーは色(color)
- クラリティは透明度(clarity)
- カットは研磨(cut)
この4Cの要素はダイヤモンドの評価を表すものとして知られており、ダイヤモンドの簡易鑑定では4Cはこんな感じで表示されます
0.31 F VS2 EXCELLENT
カラット カラー クラリティ カット
大体0.2カラット以上のダイヤモンドの指輪やネックレスを購入する際に目にする機会が多いです。婚約指輪用のダイヤモンドを選ぶ際も、きちんとしたショップであれば鑑定書がついてきます。
4Cの優先順位はカット、カラット、クラリティ、カラーの順
予算内でキラキラと輝くダイヤモンドの選び方でオススメなのが、4Cの中で優先順位をつけて選ぶこと。
オススメの4Cの優先順位
見た目のキラキラ感を最大限にする為に1番大切なのがカット。絶対的にエクセレントカット以上を選ぶことをオススメします!
外からダイヤモンドに入ってくる光を上手く内部で反射させられるかどうかは、カットのクオリティにかかっているといっても過言ではありません。
より詳しいカットの選び方や、カットグレード毎の見た目の違いについては下記記事も参考にしてください。
そして、2番目がカラット。
カラット数が大きいほど光を取り入れる面も基本的には大きくなるので、現実にはありえませんが全く同じ条件のダイヤがあるとすればカラット数が大きい方がより輝きます。
そして、3番目に大切なのがクラリティ。
ダイヤモンド内に大きな内包物があると光の反射をブロックしてしまったり、パッと見で黒い斑点のような内包物が見えてしまうので、できるだけ内包物が小さいand/or少ないダイヤモンドを選ぶと良いです。
婚約指輪用に使われるグレード(VS以上)であれば、基本的にはどれを選んでも見た目でわかる差はありません。
クラリティの選び方に関してはこちらの記事もどうぞ
そして、最後がカラー。
ダイヤモンドは無色透明であるほど評価が高いのですが、正直指輪につけた状態での色の違いはプロでもパッと見で判断するのは難しいです。
ある程度無色に近いグレードであれば、カラーは4Cの中で妥協できるポイントだと思われます。
カラーの選び方について詳しくはこちら。
同じ4Cの評価でもダイヤモンドの輝きが違う秘密
そして、これはあまりお店では教えてくれない大事なことなのですが、
実は同じグレードの中でもダイヤモンドによって個体差があります。
資格などの合格基準に例えてみると、同じ級の合格者の中でも1つ上の級に極めて近い優秀な人もいれば、その級の合格ラインギリギリな人もいるイメージですね。
また、細かく見ると4C以外の要素も輝きに関わってくるので、
鑑定書の数値だけで安易に判断せず、最終的には実際に自分の目で見て選ぶことが大切です。
4C以外の要素についてはこちら(coming soon!)
- 優先順位はカット>>カラット>クラリティ>カラー
- 同じグレード内でもダイヤモンドの個体差がある
- 最終的には自分の目で見て選ぶのが良い
信頼できる4Cの鑑定機関
カラット、カラー、クラリティ、カットの4Cを鑑定する機関は、大小含めると結構沢山あります。
その中でも知名度が高く、ダイヤモンドの鑑定機関で信頼がおけて有名なのがGIAと中央宝石研究所(CGL)の2社。
ブランド名のある婚約指輪・結婚指輪を扱うお店のダイヤモンドは大体この2社なので大丈夫ですが、もし他の会社の鑑定も混じっているお店があった場合は念の為に発行元を確認してみましょう。
信頼できない鑑定機関って?
買う側からはあまり見えませんが、ダイヤモンドの4Cを鑑定して「鑑定書」を発行するには費用がかかっています。
ダイヤモンドの鑑定機関もビジネスとしてやっている立派な法人なので、よく考えれば当たり前ですよね。
あまり大きな声では言えないのですが、顧客獲得の為にと、中にはやや甘めの鑑定書を出すところもあるんです…。
良いグレードのダイヤモンドを買えたと思っていたら、実は明らかに1段階低いグレードのダイヤモンドだった、なんて嫌ですよね?
0.2カラット以上でGIAか中央宝石研究所(CGL)の鑑定書が付いていないものは、自分で判断できない限りはダイヤモンドの特徴を把握しづらいので、選ばない方が賢明かと思われます。
鑑定書と鑑別書って違うの?
ネットでお手頃価格の婚約指輪を見るとたまに鑑別書というものが付いていますが、鑑別所は鑑定書とは全くの別物です。
鑑別書には宝石が天然かどうかと放射線照射など何らかの人工処理が施されているかどうかが明記されるのですが、極端に言えば鑑別書は天然ダイヤモンドだと証明するだけのもので、それ以外の詳しい4Cの鑑定はされていませんのでご注意を。
鑑別書ではなく、鑑定書にダイヤモンドの質がわかる詳しい情報が記載されています。
あなたの彼女の為に、オンリーワンに輝く素敵なダイヤモンドに出会えますように